精子の旅

男性生殖器の内部における、精子の、誕生から体外に射出されるまでの旅を、順を追って説明しましょう。

@精子は、睾丸の曲精細管の内壁で誕生し、精巣輸出管を通過して、
A副睾丸にたくわえられ、ここで10、20日間かけて成熟します。
Bやがて、精子は精管の収縮運動によって、上へ上へと運ばれていき、
C精管の膨大部にまで到達します。
D性的興奮が頂点に昇りつめた瞬間、精子は強く押し出されて、射精管を通り、精嚢の分泌液と混ざりながら、ものすごい勢いで尿道に達し、
E一気に尿道をかけぬけ、外尿道口からほとばしり出るのです。
F女性の膣内に射精された数億匹の精子は、卵子をめざして泳ぎはじめます。
どのようにして卵子のいる方向を察知するのかはわかっていませんが、卵子が精子を誘導する物質を分泌しているという説もあります。
G精子は、毎分3〜6ミリメートルの速度で進み、やがて子宮頸管に入ります。
通常、頸管内は、精子の苦手な酸性になっていて、射精された精子のほとんどすべてが死滅したり、膣内で迷子になってしまいます。
しかし、排卵期のあいだは、精子の生存に適したアルカリ性の環境になるため、無事に通過することができ、妊娠の可能性が高まります。
H生き残った精子は、子宮腔にやってくると、今度は白血球から攻撃されます。
ここで精子の大部分が力尽さてしまい、生き残った数千匹の精子が、卵管に入っていきます。
I卵管の内壁をおおうようにして生えているせん毛は、精子が奥に入って行くのを妨げる方向に動いていて、精子はその流れに逆らって進まないといけません。
ここで、さかのぼる力の残っていない精子は、卵管から追い出されてしまいます。
Jそして、多くの難関を乗り越えて、数億匹の中から選ばれた数十匹の精子が卵管膨大部にたどり着きます。
卵管膨大部は卵と精子が受精する場所です。
数億匹の精子のうち、受精できるの精子は過酷な競争に勝ち残った1個だけです。

♀正しい避妊してますか♂

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