荻野式避妊法

荻野久作博士が考案したものです。
排卵および排卵後黄体の寿命についての荻野説に加えて、卵子の受精能力は排卵後1日以内、精子の受精能力期間は3日であることから、受胎可能の期間としての予定月経前19〜12日の8日間を禁欲することによって避妊を図る方法です。
予定月経周期は変動するので、実際上は1年間月経を正確に記録して、その最小周期と最大周期を求め、次の公式に当てはめて各自の禁欲日(受胎期)を決める必要があります。

(1)受胎期の初日=10+(最小周期−28)=最小周期−8
(2)受胎期の終日=17+(最大周期−28)=最大周期−11

この方法は薬品や器具を必要としなく、性交渉も自然のまま行われ理想的な方法ですが、実際は失敗妊娠が多いです。
また、是非知っておいてほしいことは荻野博士は避妊のためにこの方法を考案したのではないということです。
博士は子どものできない夫婦に、なんとか子どもを授けさせてやりたいと考えてこの方法を考案されたのです。
現在は避妊方法として定着してしまっていますがこの点を理解しておいていただきたい。

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