胃癌
胃の非癌性腫瘍は症状や医学的問題を引き起こすことがない。しかし時折、出血したり、癌性になるものが若干ある。
胃癌のおよそ99%が腺癌である。その他の胃癌は平滑筋肉腫(平滑筋の癌)とリンパ腫である。
胃癌は高齢者によく見られる。50歳以下でこの癌に罹った人は25%に満たない。
原因
胃癌は胃粘膜が炎症を起こしている部位にしばしば発症する。
しかし、多くの専門家はこのような炎症は胃癌の原因というより、胃癌の結果だと信じている。
胃潰瘍が癌に進むという説を支持する専門家もいるが、潰瘍と胃癌のある患者の多くは、潰瘍が発症する以前に、見つけられていない癌をすでに持っていたと思われる。
十二指腸潰瘍の発生に関係がある細菌のヘリコバクター‐ピロリは一部の胃癌とも関係がある。
胃内腔に突き出る円形の珍しい非癌性の腫瘍である胃ポリープは、癌の前触れと思われるので、切除される。
ある特定のタイプのポリープ、3/4インチ(およそ1.8cm)以上の大きさのポリープ、複数のポリープなどは癌の疑いが特に濃厚である。
胃癌の発症には、いくつかの食事性の要因も関係がある。
これらの要因には塩分のとりすぎ、炭水化物のとりすぎ、硝酸塩と呼ばれる防腐剤のとりすぎ、そして緑葉野菜と果物の不十分な摂取、などが含まれる。
しかし、これらの要因のいずれも癌を引き起こすと証明されたわけではない。
症状
初期の胃癌は、症状がはっきりしないので気づかないことが多い。
症状が出てくる頃には、その症状が癌の発生場所を特定する助けとなる。
例えば、食後の膨満感や不快感は胃の下部の癌を示す。
体重減少や脱力感はたいてい、食事がとりにくかったり、ある種のビタミンとミネラルの吸収ができないので生じる。
貧血は、ほかにどのような症状も引き起こさないくらいの非常に緩やかな出血の結果として生じる。
稀に、患者は大量の血液を吐いたり(吐血)、あるいは黒いタール状の便(メレナ)をする。
胃癌が進行すると、医師は腹壁を通して塊を感じることがある。
たとえ初期でも、胃の小さい腫瘍が遠隔部位に広がる(転移)ことがある。
腫瘍が転移により肝腫大や黄疸が生じ、腹部に液体が溜まり(腹水)、癌性の皮膚小結節が生じる。
また癌が転移すると、骨がもろくなり、骨折しやすくなる。
TOP