生理周期の調整法

ホルモンを用いて人為的に周期を変更します。希望者の多くは若い女性で、最も多い理由は新婚旅行に生理日が重なることの例です。
その他、スポーツ、レジャー、入試など、女性にとって生理がマイナスになる場合です。
まず予定日の正しい推定を前提として、生理周期を短縮させるか、延長させるかということになります。
しかし思春期の女性のように生理周期そのものが不規則である場合には慎重な投薬プランが立てられます。
また投薬後の消退出血がくる迄の日数、経血量、持続日数等についても十分な説明と同意の上で治療がされます


1)月経短縮法- 月経を早める
次回の予定月経を、1-2週間早くしてしまって、目的とする期日までには月経を終っていることがこの方法の目的です。
が、月経周期のどの時期に患者さんが来院されるかが問題です。
つまり前回月経時に、既に、投薬開始予定が立てられていることが必要となります。
ですからこの方法では、前回月経の第1日目から起算して、少なくとも7日目以内にホルモン投与を開始する事が重要となります。
この時期を逃すと失敗することがあり、より確実にするために、月経周期4、5日目からの投与開始が良いとされています。


2)周期延長法- 月経を遅れさせる
月経短縮法よりも延長法のほうが、投薬プランが立てやすい、つまり、次回の予定月経が開始する少なくとも5日前からホルモン投与を始めます。
しかしこの方法では何日間投与するかが重要です。
つまり、あまり短い期間の投与では、消退出血が早く来てしまうし、長期間の投与も胃腸障害なども起こりやすいので、最低5日間から2週間以内の投与開始が良いとされています。
ホルモン投与中止後に消退出血がくるまでの日数は短縮法、延長法とも同様で、3-5日以内です。
したがって遅延できる日数としては約10-14日ということになります。


3)使用薬剤の種類と用量
一般的には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの合剤、つまり、ピルの投与ということになります。
1日1-2錠の用量で、いくらかの出現がみとめられる嘔気、悪心などの少ない薬剤が選択されます。

≪処方例≫
1)ロー・リンデオール 1日1錠
2)ドオルトン 1日1錠
これらは個人で薬局で購入することはできません。
医師の診察を受けてから医師や薬剤師の指導を受ける事を前提に処方されます。

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